香港大学の研究：オフショア人民元ステーブルコインはクロスボーダー決済分野で巨大な潜在能力を持つ

【通貨界】8月23日、香港大学経営管理学院の公式サイトに「オフショア人民元ステーブルコインの機会と挑戦が共存する」と題した記事が掲載され、その中でオフショア人民元ステーブルコインの発展の見通しは、使用需要、基盤資産の供給、政策と規制の支援の3つの要因によって決まると指摘されています。需要の面では、今後人民元ステーブルコインの主な用途はクロスボーダー決済に集中することになります。ステーブルコインは、決済効率が高く、コストが低く、手続きが便利という技術的な利点を活かして実体経済にサービスを提供できます。データによると、2024年全体での経常項目における人民元のクロスボーダー受け取りと支払いは16兆元に達し、これは2大ステーブルコインであるUSDTとUSDCの総時価総額の8倍にあたります。中長期的には、この巨大な決済規模が徐々にステーブルコインにシフトすることが期待されます。